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| タイトル | ： Re: Referencesの備考について |
| 投稿日 | ： 2021/10/29(Fri) 14:27 |
| 投稿者 | ： カーザヴェーチャ |
RV96の備考欄に協奏曲か？と記入したのは、リオム・サルデッリの作品目録では、Concerto(?) d-mollとあり、タイトル通りに
協奏曲に分類することにためらいを見せているからです。
確かに、伴奏部が弦楽合奏ではないヴィヴァルディの他の作品と比較しても、協奏曲というよりも、二声に通奏低音がからむトリオ・ソナタ
と言った方が良い仕上がりです。この辺の疑問について、ＲV96を含むヴィヴァルディの作品集をドイツ・ハルモニア・ムンディから、
今年リリースした”VIVALDI”[1943846222]チェリストのジョルダーノ・アントネッリは次のように解説しています。
＜このトリオ・ソナタと協奏曲の中間のような作品の低音部の動きは、17世紀の作風を思わせ、南ドイツの古い様式が明らかに見て取れる。
学者の中には偽作ではないかと強く訴える者もいる。＞