以下のサイトに、とあるMP3アルバムを見つけました。

www.amazon.co.jp/Il-Diario-Chiara-Music-Pieta-Venic/dp/B00I4KOVB2/ref=sr_1_fkmr0_1_digr?s=music&ie=UTF8&qid=1405602286&sr=1-1-fkmr0

アルバムタイトルは、「Il Diario di Chiara: Music from La Piet in Venice in the 18th century」となっています。
曲のサンプルを聞くと、ヴィヴァルディだけではなく、他の作曲家の曲も収められられているような気がします。

さて、どの曲がヴィヴァルディのものか、分かる範囲で結構ですので、教えていただけないでしょうか？

このアルバムについて書き込まなくてはと思いながら、ずいぶんと多くの月日が流れてしまいました。
ただし、ご指摘のMP3のアルバムではなく、CDアルバム[GLOSSA:GCD923401]のほうです。
ヴィヴァルディの作品は、ヴァイオリン協奏曲RV372「キアレッタ（このアルバムの題名
『キアーラの日記』の人物の愛称）のために」とシンフォニーアRV149の2曲です。
この週末には何とか時間を作って書き込みますが、お求めの方は流通市場からなくなる前に
ぜひとも入手することを強くお勧めします。CDのほかに信じられないぐらい内容の濃いDVDも付いています。
DVDにはRV540「ヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲」の断片も収録されています。

では、詳しいことはこの週末に。申し訳ありません。

CDアルバム購入しました。
付属のDVDは、ドキュメンタリー仕立てとなっていて、確かに内容が濃かったです。

このCDには収録されていませんが、RV222のヴァイオリン協奏曲も「キアーラのために」という副題がついているようです。
RV372と同時期の作品なのでしょうか。

このRV222の第2楽章のシャコンヌですが、長調なのに、どこか悲しく感じられました。
演奏の仕方によるのかもしれませんが...

> このCDには収録されていませんが、RV222のヴァイオリン協奏曲も「キアーラのために」という副題がついているようです。
> RV372と同時期の作品なのでしょうか。

どうも、大変ご無沙汰しまして申し訳ありません。キアーラは1718年に生まれているので、
RV222の作曲年を1720年から1724年としているリオムの推定は正しくないのではないかと思います。
第三楽章のトゥッティの主題は、RV167の弦楽合奏曲の第一楽章のトゥッティのとほぼ同じなのですが、
こちらの作曲年は1720年から1724年または遅くとも1736年としているので、RV222も1730年代の後半に
推定してもよいのではないかと思います。

> このRV222の第2楽章のシャコンヌですが、長調なのに、どこか悲しく感じられました。
> 演奏の仕方によるのかもしれませんが...
短調の部分が比較的に長いということもあるかもしれませんね。それにしても、このシャコンヌの
最後の部分はバロック時代の作品には思えないほど近代的ですね。