新譜CDの情報を2つお知らせします。

一つは最近真作と認められた楽曲を集めたもの。
演奏はサルデッリ＆モード・アンティクォです。
解説によると、ピゼンデルのために書かれたとされるヴァイオリン協奏曲 イ長調 RV817が注目とのことです。
www.hmv.co.jp/product/detail/5031685

もう一つは、ヴィヴァルディと同時代の作曲家の楽曲を収めたもの。
演奏はチャンドラー＆ラ・セレニッシマです。
以前、カルミニョーラが演奏していたヴァイオリン協奏曲 ホ短調 RV278も含まれており、チャンドラーがどのように演奏するのか聞きものです。
www.hmv.co.jp/product/detail/5034551

名無しさん

いつも貴重な情報をありがとうございます。早速注文いたしました。ゴールデン・ウィーク明けが楽しみです。

リオムの新カタログの事実上の編集主幹となったサルデッリ。真偽を見極めるその精力的な研究・演奏活動で、
まさに我らが星的存在です。RV817がどんな作品なのかわくわくします。また、RV722『イペルメストゥラ』の
第一幕第一場でリンチェオが歌うアリア"Vaghe luci, luci belle"は、アンナ・ジローの持ち歌の１つである
RV717『グリゼルダ』の中の"La cervetta timidetta"、またRV702『アテナイデ』の中の"Imeneo piu chiare"
そしてRV728『怒りのオルランド』の中の"Benche nasconda la serpe"の3曲と一緒に、
ヘンデルが1732年にロンドンで初演した『カトーネ』の中で借用しているので、これも楽しみです。
それにしても日本における販売元のキングインターナショナルの歌詞の訳語、ずっと良くなりましたね。