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タイトルもしもさがして、もしもいうなら
記事No2175
投稿日: 2011/08/01(Mon) 11:24
投稿者ムラヴィンスキー < >
この曲のCDを探しておりますが見つかりません。

昔(1985年ころ)、FMクラシックワワーで東敦子の演奏を聴いたきりです。
イタリア古典歌曲ですが、ネットで検索してもまったく出てきません。
何方かわかりましたら教えて下さい。
よろしくお願い申し上げます。

タイトルRe: もしもさがして、もしもいうなら
記事No2176
投稿日: 2011/08/01(Mon) 23:05
投稿者カーザヴェーチャ
ムラヴィンスキーさん、はじめまして。「赤毛の司祭」へようこそ!

まさかとは思いますが、この題名をそのままイタリア語に訳すと"Se cerca, se dice"となりますので、
ヴィヴァルディのオペラRV725『オリンピアーデ』の第二幕第十場でメガクレが歌うアリアではないでしょうか。

念のため、歌詞と拙訳を張っておきます。なお、あらすじについては、この下のスレッドNo.2174をご覧下さい。
このアリアについて述べた箇所は、第二幕の(トラック17のアリア)です。

Se cerca, se dice:     探しに来た彼女に、
"L'amico dov'e?"     「お友達はどこ?」と聞かれたら
"L'amico infelice"     「不幸な友人は」
rispondi,"mori".      「死んだ」と答えてくれ。
Ah, no! si gran duolo   ああ、いや!そんなつらい苦しみは
non darle per me:     私のためにも彼女に与えないでくれ。
rispondi ma solo:     ただ、こう答えてくれ。
"Piangendo parti".    「泣きながら去った」と。
Che abisso di pene    何という地獄の苦しみだ、
lasciare il suo bene,    心から愛しい人を手放すなんて。
lasciarlo per sempre,   永遠に手放すなんて、
lasciarlo cosi!        こんな形で手放すなんて!

音源は、2002年に出たリナルド・アレッサンドゥリーニ指揮、コンチェルト・イタリアーノ版がお勧めです。
出演はサラ・ミンガルド、ロベルタ・インヴェルニッツィ、マリアンナ・クリコーヴァなど多彩です。[OPUS111:OP30316]

ただ、このアリアだとすると、題名の日本語訳はもう少し何とかならなかったのでしょうかねえ。
「探しに来て聞かれたら」にするとか・・・。

では、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

追記:
同名のオペラはペルゴレージも作曲しているので、以下のYou Tubeでお確かめください。
ヴィヴァルディはttp://www.youtube.com/watch?v=Qpfd1ZYOGlo&feature=related
ペルゴレージはttp://www.youtube.com/watch?v=6LkawXjHPNA