はじめまして。
私の所属しているマンドリンアンサンブルの演奏会で、「Ｌａｕｔｅｎ　Ｋｏｎｚｅｒｔ　Ｃ−ｄｕｒ」という曲を演奏します。
ヴィヴァルデイ作曲で、ギタリストのベーレント氏によってマンドリンアンサンブル用に編曲されたものなのですが、これがもともとどういう曲なのかということがわからず、困っております。
他の団体のパンフレットの曲目解説には、「トリノのフォア・コレクションの中の、リュートとヴァイオリンと通奏低音のために書かれたもの」とありましたが・・・。
どなたかお分かりの方がいらっしゃいましたら、教えていただけませんか。

恭子さん、はじめまして。「赤毛の司祭」へようこそ！

楽譜の題名にはドイツ語で「リュート協奏曲ハ長調」と書いてありますが、もともとはRV82「リュートとヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ」です。
自筆譜はトリノの国立図書館のFoaコレクションに入っています。
この作品はもう1つの同名のトリオニ短調RV85とRV93「リュートと２つのヴァイオリンのための協奏曲ニ長調」と一緒に、
ボヘミアの音楽愛好家Johann Joseph Wrtby(1669-1734)と思われる伯爵に献呈されています。
楽譜の紙が中欧独特のものなので、1730年から1731年ごろ、ボヘミアを旅行した折に作曲されたのではないかと考えられています。

CDでお聴きになりたければ、やや古いですが、96年に出た[AUVIDIS ASTREE:E8587]があります。リュートの演奏はLislevandです。

では、これからもよろしくお願いいたします。

カーザヴェーチャさん、こんにちは。
早速、丁寧なお答えをいただき、感謝しております。
思い切って書き込んでよかったです。なんだかスッキリしました。
ＣＤも注文しましたので、届いたら聴いてみます。
ありがとうございました。