マンドリンコンチェルトについて、書かれているとこありませんか（知りません？？）？？

ぁゆみさん、はじめまして。「赤毛の司祭」へようこそ！

ご質問の意味が良くわかりませんが、以前、マンドリンコンチェルトについての書きこみがあったかということでしたら、
ワード検索をクリックしてみてください。

もし、マンドリン協奏曲について何かお知りになりたいのでしたら、簡単にご紹介します。
マンドリンのための、あるいはマンドリンをメンバーに含む協奏曲は全部で3曲あります。
マンドリン協奏曲RV425、二つのマンドリンのための協奏曲RV532、それに複数の楽器のための協奏曲RV558です。

マンドリン協奏曲RV425の第一楽章は耳にとてもなじみやすい旋律で、BGMなどに良く使われます。今、歯ブラシのテレビ・コマーシャルで使われていますね。
華やかな掛け合いで始まる心浮き立つような二つのマンドリンのための協奏曲RV532も、テレビのレポート番組などの思わぬ場面でBGMで使われたりします。
複数の楽器のための協奏曲RV558は、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような楽しい曲です。特に第二楽章の典雅な調べは、
運河の両側に建ち並ぶ貴族の館の窓の明かりが水面に映ってきらめく中を、ゴンドラに静かに揺られて進んでいくようです。

作曲年代から見ると、どれもかなり後期の作品です。実際、ヴィヴァルディが58歳の1736年12月26日に、有力なパトロンの一人、
ベンティヴォーリョ侯爵にあてた手紙の中で、侯爵はまだマンドリンの演奏を楽しむかどうかたずねているからです。
そして、複数の楽器のための協奏曲RV558も、1740年と言いますから、ヴィヴァルディがウィーンに旅立つ前の3月21日に、
奉職していたピエタ音楽院にザクセン選帝侯皇子フリードゥリッヒ・クリスティアンが公式訪問することがあって、
そのときに演奏され、そして捧げられた曲集に収められています。

では、これからもどうぞよろしくお願いいたします。