Concerto　in　G　Minor　協奏曲ト短調　op１２−１の
背景、エピソードを教えて下さい

ちょこさん、はじめまして。「赤毛の司祭」へようこそ！

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この曲も作品３の６と並んで、ヴァイオリンを習う人達が弾くヴィヴァルディの作品のひとつですね。
とりわけてエピソードらしきものはありませんが、1728年出版の作品10「6つのフルート(フラウト・トラヴェルソ）協奏曲集」も、
翌1729年出版のこの作品12も、また作品12とは実質的に「12の協奏曲集」としてひとつの作品を形成している同年出版の作品11も、
作品を捧げる相手のために書かれる献呈辞が付いていないので、同じように献呈辞のない作品6と作品７と同様、
出版に関してヴィヴァルディ本人が直接関わっていないのではないかと言われています。
また、曲のスタイルから見て、出版された年よりもずっと以前に作曲された可能性が高いので、
ル・セーヌ社が筆写譜で流布していたヴィヴァルディの作品を集めて作品集としたのではないかと考えられています。

では、これからもどうぞよろしくお願いいたします。