タイトル | : Re: リオム |
記事No | : 1038 |
投稿日 | : 2005/06/15(Wed) 23:22 |
投稿者 | : カーザヴェーチャ |
(´゜ω゜`) さん、はじめまして。「赤毛の司祭」へようこそ!
ペーター・リオムPeter Ryomは、ヴィヴァルディの膨大な作品を楽器編成や調性、声部などによって分類した、 1937年生まれのデンマーク人の研究家の名前です。
ヴィヴァルディは1720年代が終わる頃までに、12の作品集を出版していますが、 それ以後は自筆譜を手書きで写した筆写譜を希望者に売る方法に切り替えます。 もちろん、作品集を出版するようになるずっと前も、出版していたころも、 ほかに多くの作品を書き残していましたから、今少なくとも800曲近い作品が残っているのです。
リオムの前にも、いろいろな方法で作品を分類する方法が試みられましたが、 リオムの方法が一番理路整然としていて、これから新たに作品が発見されても耐えられる仕組みになっているので、 現代ではもっぱらリオムの分類にしたがったRV番号が用いられています。
このRVというのは、一見リオムのRとヴィヴァルディのVをとって作ったみたいですが、 実はRyom Verzeichnis(読み方はリュオム・フェアツァイヒニス)つまりドイツ語で「リオム目録」という意味の頭文字をとったものなのです。 デンマーク人なのになぜドイツ語なのか?それは、リオムがヴィヴァルディの作品カタログをドイツ語で出版したからです。 この人、ヴィヴァルディ関係の論文はフランス語でも書いているので、なかなか言葉の達人のようです。
では、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
あっ、それと、できればハンドルネームは文字でお願いしますね^^;)
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